とび色の誘惑

*

東京都庁内郵便局の風景印(東京都新宿区)

   

日本の首都、その中枢

東京都庁内郵便局の風景印

【使用期間】平成3(1991)年4月1日~
【図案説明】新東京都庁舎に東京都章
【使用切手】イチョウ(東京の四季の花・木III)/ふるさと切手、平成14年発行

東京都新宿区・東京都庁内(とうきょうとちょうない)郵便局の風景印です。

現在の都庁舎は、老朽化した旧庁舎移転のために新築した建物で、平成3(1990)年に完成、翌年から使用開始。この風景印も、それと同時に配備されています。

図案の中央に描かれた一番大きな建物が第一本庁舎、その左にある最上階が階段状にみえるビルが第二本庁舎、そしてこの二つの本庁舎から連絡通路でつながる東京都議会議事堂、という3棟からなっており、設計は丹下健三氏です。

東京都庁第一本庁舎と第二本庁舎

東京都庁第一本庁舎(右)と第二本庁舎(左)。手前の通路は、都議会議事堂とつながっている

総工費は1,569億円。ちょうどバブル真っ盛りのころに計画されていますから、湯水のごとくカネがつかえたのでしょう。

そして建物の年間維持管理費用は約40億円だとか。こうした箱モノは維持費がかかると思っていましたが、年間40億円とはケタが違います。

東京都民(私も)はこれからもずっとこの維持費用を払い続けていかなければならないわけですね。

さて、郵便局は第一本庁舎一階の奥まったところに、ひっそりとありました。

以前も運転免許証の更新などで来たことがあり、初めてではありませんが、建物内は広すぎて、入口から歩くだけで疲れます。

こんな大きな建物を作らなければ都政が行えないのか、はっきり言って疑問だらけですが、今さらそんなこと言っても始まりません。

なお、イチョウのマークは、東京都章。イチョウは東京都の木です。

ガードレール、マンホールのふた、都バス、都営地下鉄…このマークはいろいろなところで見かけます。

東京都庁内郵便局

東京都庁内郵便局入口。内部は思ったより狭かった

都議会議事堂

東京都議会議事堂。連絡通路、道路、広場が立体的に構成されているのがわかる。NSビル29階より撮影

Pocket
LINEで送る

 - 風景印(日本)

  関連記事

no image
村山高瀬郵便局の風景印(山形県山形市)

紅花の里、守られてきた風景 【使用期間】平成7年9月1日~ 【図案説明】紅花、熊 …

気仙沼鹿折郵便局の風景印(宮城県)
気仙沼鹿折郵便局の風景印(宮城県気仙沼市)

風景印に込めた震災復興への想い 【使用期間】平成24(2012)年12月21日~ …

富山奥田郵便局の風景印(富山県)
富山奥田郵便局の風景印(富山県富山市)

鉄道王国を駆ける新しい鉄道を描く 【使用期間】平成24(2012)年12月3日~ …

東京芸術劇場郵便局の風景印
東京芸術劇場郵便局の風景印(東京都豊島区)

リニューアルした東京芸術劇場1Fにオープン 【使用期間】平成24(2012)年9 …

no image
横須賀野比郵便局の風景印(神奈川県横須賀市)

水仙いっぱいの明るく素朴な風景印 【使用期間】平成24(2012)年5月17日~ …