とび色の誘惑

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成瀬駅前郵便局の風景印(東京都町田市)

   

成瀬駅前郵便局の風景印

使用期間
平成11年(1999)年11月1日~
図案説明
成瀬駅前の高層住宅街と恩田川を描く

東京都町田市・成瀬駅前(なるせえきまえ)郵便局の風景印です。

成瀬駅は、昭和54(1979)年4月1日に開業したJR横浜線の駅。私の実家の最寄駅で、開業時から数えきれないほど利用した駅です。郵便局は、駅前といっても少し離れた裏通りにあるため利用する機会はなく、訪れるのはこの日が初めてでした。

風景印集の図案説明に「駅前の高層住宅街」とあるのは、一昔前の公団住宅、今は都市再生機構(UR都市機構)の「成瀬駅前ハイツ」です。14階建てですから高いといえばそうかもしれませんが、2棟しか建っていませんし、「高層住宅街」という言葉からイメージするものとは異なります。ただ、駅開業翌年の昭和55(1980)年に建てられていますので、駅前風景の中心であることは間違いないでしょう。

成瀬駅前に建つ高層住宅

風景印に描かれた、成瀬駅北口の正面に建つマンションと街灯

印面の下半分に描かれている恩田川は、駅から徒歩10分ほど離れています。春には大勢の見物客でにぎわう桜の名所です。図案をよく見ると、カルガモもいますね。

恩田川沿いの桜並木(町田市)

春の恩田川は桜の名所になっている

年も押し詰まったこの日、狭い局舎はかなり混雑していました。ATMが出入口の脇にあり、待ち客の列が動線をふさいでしまうため混乱を助長しています。しかもそのATMの調子が悪いらしく、順番待ちの列が局舎前の道路へと延びていきます。

こうした状況下、「風景印を押してください」というのは少しく勇気がいるのです。あからさまに面倒そうな顔をされたり、ぞんざいに押されてしまったり、そんな経験を何度もしているので、こちらとしても気が進みません。

ただ、受け付けた局員さんが、「風景印お願いします!」と、後ろに控える局長さんらしき人、もしくはベテラン局員さんにバトンタッチしてくれることがあるのです。その場合は、心のなかで小さくガッツポーズ、大船に乗った心地でいれば大丈夫(……なことが多い)。

このときはどうだったか忘れましたが、インクの付き方からも、年の瀬の慌ただしさは感じとっていただけるのではないでしょうか。

成瀬駅前郵便局の局舎

成瀬駅前郵便局は、住宅街のマンションに入居している

成瀬駅前郵便局の地図

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