新宿アイランド郵便局の風景印(東京都新宿区)
【使用期間】平成11(1999)年7月23日~
【図案説明】外枠をハート型とし、新宿アイランドタワーと地下鉄丸ノ内線を描き区花ツツジを配す
東京都新宿区・新宿アイランド(しんじゅくあいらんど)郵便局の風景印です。
新宿駅の西側に広がる高層ビルの中でも、一番北側に位置するのが新宿アイランド。ここは住宅・都市整備公団(現・都市再生機構)が再開発したエリアで、中心には、平成7(1995)年竣工の地上44階・地下4階のアイランドタワーがそびえます。
新宿アイランドは、オフィス、店舗をはじめ、住居、専門学校、広場などの都市機能をあわせ持った、「人にやさしいニューインテリジェント都市」として東京・西新宿の超高層ビル街に位置しています。
(新宿アイランドホームページより)
アイランドは「i-Land」と書きますが、これは「interigent(インテリジェント)」の「i」でしょうか。「island(島)」の「i」、「i(私)」、「i(アイ=愛)」と、いろいろと欲張って盛り込んだ感じがしなくもありません。
パティオと呼ばれる地下広場の上は吹き抜けになっていて明るく、地上部分には、木立ちやパブリックアートが点在し、かなりゆったりとした空間が確保されています。
自動回転ドアをくぐり、アイランドタワーの中へ。がらんとしたロビーは節電のためなのか薄暗く、ベンチではない壁際の縁に、スーツ姿のビジネスマンが数人腰掛けています。郵便局のある2階には、URの営業センターも入居していました。
ハート型の風景印は、日本で2つしかありません(もう一つは、秋田県の二ツ井郵便局)。なぜハート型なのかは不明ですが、先ほどのパブリックアートの一つに、ロバート・インディアナ作の「LOVE」というオブジェがあり、これににかけてのことなのかもしれません。
じつは、2年ほど前から何度か訪問していたのですが、印面が劣化し、ヨレヨレのハートになっていたため残念に思っていました。ところが、この日久しぶりに訪問して押印をお願いすると、新調されているではないですか。
押印してくれた女性局員さんに「新しくなりましたね!」と言うと、満面の笑みで「はい!」と返されてしまったので、いつごろ新調したのかは聞きそびれてしまいました。

ここ数年の摩耗した印面。一番上の画像と比べてみてください
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