とび色の誘惑

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二川目郵便局の風景印(青森県上北郡おいらせ町)

   

二川目郵便局の風景印

使用期間
平成9(1997)年9月1日~
図案説明
二川目海岸を背景に自由の女神像と将棋の駒を配す

約25年前、時の内閣が実施したいわゆる「ふるさと創生事業」というのがありました。地域活性化のため、全国約3,300の市町村に使いみちの自由な「1億円」を一律で交付したのです。

各自治体ではその使いみちに頭を悩ませましたが、上北郡百石(ももいし)町(当時)では、この1億円で「日本一の自由の女神像」を造りました。なぜこんなところに自由の女神なのかというと、この町の緯度が、アメリカ・ニューヨークと同じ北緯40度40分だから。

「4」の数字にこだわり、本家の4分の1の大きさで建立しました。材質はFRP-繊維強化プラスチック製、高さは本体11.5m、台座9.3mを含めて20.8mあります。また、夜間は鮮やかにライトアップされファンタジックな世界を見せてくれます。

『日本一の自由の女神像』
おいらせ町ホームページ
日本一の自由の女神像(青森県上北郡おいらせ町)

忽然と現れる「日本一」の自由の女神

私が訪れたのは昼間でしたので、ライトアップされたファンタジックな世界は見られませんでしたが、前景にブランコやジャングルジムを配した眺めは、独特のものでした。地元では旧町名から「ももちゃん」の愛称で呼ばれ、桜の季節には「日本一の自由の女神と桜祭り」が開催されるなど、地域の方々に親しまれているそうです。

一方、将棋の駒については、旧百石町が「将棋の町」として知られているから。今回調べてみて初めて知ったのですが、中戸俊洋氏という個人の方の尽力で、百石町は「北東北地域での将棋情報の発信拠点」と評価されるまでになったといいます。

その中戸氏と親交が深かった故・大山康晴十五世名人は、百石町を「「第二の故郷」と呼ぶほど足繁く訪れた。二人三脚で普及に走り、県内全市町村で講演や指導対局を行った」のだそうです(Web東奥日報の記事)。

そのほか、「大山将棋記念館(王将館)」が建てられ、毎年8月には「全国将棋祭り」が行われるなど、将棋好きなら一度は訪れたい町、といったところでしょうか。

風景印に描かれた自由の女神像と将棋の駒は、じつにたくさんのことを語りかけてくれていました。

二川目郵便局局舎

局舎前にはバス停があるが、1日わずか4本。しかも平日のみの運行だった

二川目郵便局の風景印

【使用切手】昭和天皇皇后訪米記念(昭和50年発行)

二川目郵便局の地図

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 - 風景印(日本)

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