結城白銀郵便局の風景印(茨城県結城市)
世界に誇る結城紬のある街
【使用期間】平成24(2012)年6月4日~
【図案説明】結城紬を織る女性に桑の葉と筑波山、絣模様「亀甲」の外枠
【使用切手】杉林と筑波山にウメ/国土緑化運動/昭和51年発行
茨城県結城市・結城白銀(ゆうきしろがね)郵便局の風景印です。
結城紬は「日本最古の歴史を有する高級絹織物」(結城市ホームページ)で、国の重要無形文化財、伝統工芸品、ユネスコ無形文化遺産に登録されているのだそうです。
全工程が手作業ということだそうですから、着物に縁がない私でもその貴重さがよくわかります。
その名前から、結城だけで作られているのかと思っていましたが、お隣りの栃木県小山市、下野市などでも生産されているのですね。
さて、外枠が六角形の変形印なのに、公式サイトの意匠説明にはその説明がありません。
そこであくまで私の推測なのですが、これは結城紬の代表的な絣模様「亀甲」をかたどっているのではないかと。
亀甲は、その細かさによって、80、100、120、160、200というように分類されていて、その数は、反物の幅にいくつの亀甲が並ぶか、ということを意味しています。
標準は100亀甲で、200亀甲というのはそうとう細かく、あまり見ることができないのだそうです。
世の中には、まだまだ知らないことがたくさんあるんだなあ。
関連記事
-
-
成田国際空港支店第1旅客ビル内分室の風景印(千葉県成田市)
待望の空港らしい図案に 【使用期間】平成24(2012)年5月20日~ 【図案説 …
-
-
泉佐野郵便局関西空港分室の風景印(大阪府泉南郡田尻町)
地域ブランドもアピール 【使用期間】平成24(2012)年3月31日~ 【図案説 …
-
-
那珂郵便局の風景印(茨城県那珂市)
風景印に刻まれた合併の歴史 【使用期間】平成3(1991)年6月29日~ 【図案 …
-
-
白井郵便局の風景印(千葉県白井市)
歴史と都市問題に梨が誘う変形印 【使用期間】平成25(2013)年3月14日~ …
-
-
京都宇多野郵便局の風景印(京都府京都市)
国宝・鳥獣戯画を描いた風流な風景印 【使用期間】昭和60(1985)年10月1日 …
- PREV
- 向島郵便局/向島支店の風景印(東京都墨田区)
- NEXT
- 京都宇多野郵便局の風景印(京都府京都市)