とび色の誘惑

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真岡支店の風景印(栃木県真岡市)

   

真岡支店の風景印
【使用期間】平成13年1月1日~
【図案説明】SL(C11-325)の動輪と正面から見たSLの先頭部分

栃木県真岡(もおか)市、日本郵便真岡支店の風景印です(同じ局舎の郵便局にも同図案の風景印がありますが休日だったため未押印)。

実は昨年、この風景印を押したことがきっかけで、私の風景印収集熱が約25年ぶりに復活したという、記念すべき?印。そんなわけで、最初にこの風景印を取り上げてみました。

真岡支店のある真岡市には、SL列車を定期運行していることで知られる真岡鐵道が通っていることから、このようなSLにちなんだデザインの風景印が配備されています。

全体を機関車の動輪にみたてた変形印で、上半分は機関車の正面部分になっており、そこに支店名が入っています。そして一番上には煙突が出っ張っているというとても大胆なデザイン。一度見たら忘れませんね。

局舎のすぐ近くには、その真岡鐵道の真岡駅があり、その駅舎もSLを模しているなど、地域をあげてSLでの観光客誘致に取り組んでいることがうかがえます。

初代風景印から見えてくるもの

真岡郵便局の風景印(初代)いっぽう、右の画像は昭和52年6月10日から平成11年8月29日まで使用された、真岡郵便局の初代風景印です。

図案は「根本山と工場群に五行川のシラサギとヒバリ」(風景スタンプ集85/日本郵趣出版)と、今のデザインにくらべるとちょっと地味な感じです。

真岡市は昭和40年代から工業団地を造成し企業を誘致、現在では第一~第五までの工業団地を有する県内有数の工業地域となっています。初代風景印に描かれた工場群は、発展しつつあった真岡市の象徴だったのでしょう。そして現在ではSL列車を中心とした観光にも力を入れていることがわかるわけです。

このように、図案の変遷からその地域の移り変わりのようすも垣間見えてくるところが、風景印の魅力の一つですね。

== 한국어 ==
[사용국명] 모오카 우체국 (주소: 도치기현 모오카 시)
[사용기간] 2001.1.1 – 0000.0.0
[디자인] 증기 기관차의 바퀴
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 - 風景印(日本)

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